加賀電子は続伸、富士通エレクトロニクスの段階的株式取得に注目続く

株式市場 銘柄

■4年後の営業利益6割増めざすと伝えられ株価は3割高の推算

 加賀電子<8154>(東1)は10月31日、続伸基調となり、5%高の2567円(130円高)まで上げて出直りを強めている。2021年12月をメドに3段階で富士通エレクトロニクス(非上場)の株式取得を進めることを9月に発表済みで、子会社化による飛躍への期待は強い様子だ。

 10月23日には、日本経済新聞・朝刊が「加賀電子は、2022年3月期をメドに連結営業利益を前期実績比で約6割増となる130億円程度に伸ばす方針」と伝え、この日の株価は一時112円高まで上げた。調査筋の中には、営業利益が6割増の130億円に拡大する場合、法人税率を30%として、おおまかに純利益は90億円となり、1株利益は325円になると推算し、この1株利益をベースにすると、PERが10倍でも株価は3250円になり、時価より3割近く高い水準が見込めると予想する姿勢もある。(HC)

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