ミロク情報サービスの第2四半期は当初予想を上回る2ケタ増収増益

■「働き方改革」や「IT導入補助金」など、顧客の関心の高い分野のセミナーを全国で開催

 ミロク情報サービス<9928>(東1)の19年3月期第2四半期は、販売力や製品・サービス力の向上により既存顧客の満足度向上を図るとともに、新規顧客の開拓に努めた結果、当初予想を上回る2ケタ増収増益となった。

 第2四半期連結業績は、売上高155億30百万円(前年同期比11.8%増)、営業利益29億65百万円(同10.4%増)、経常利益30億16百万円(同14.1%増)、純利益19億44百万円(同17.3%増)となった。

 今期の取組としては、販売面では、「働き方改革」や「IT導入補助金」など、顧客の関心の高い分野のセミナーを全国で開催するとともに、各種総合イベントへの出展や同社主催「MJS Solution Seminar & Fair 2018」を全国各地で開催し、主力の中堅・中小企業向けERP製品『Galileopt NX-Plus』や『MJSLINK NX-Plus』等を訴求した。また、ブランド力向上のためのテレビCMやWebマーケティングを継続的に実施するなど、積極的な販売促進、広告宣伝活動を通じて、既存顧客との関係維持及び新規顧客の開拓に努めた。

■新税務システム『MJS税務 NX-Plus』を開発し提供を開始

 開発面では、申告書の作成や国税・地方税の電子申告をサポートする新税務システム『MJS税務 NX-Plus』を開発し提供を開始した。毎年の税制改正や大企業の電子申告義務化、改元や消費税改正など、さまざまな法改正への対応が求められる中、新税務システムを通じて法改正対応及び業務効率化を支援している。また、同社のERP製品において法人向け仮想通貨会計データ作成ツールとのAPI接続によるシームレスなデータ連携を実現するなど、仮想通貨取引の会計処理へ対応した。7月には大東銀行と「地域の中小企業支援に対する業務連携に関する覚書」を締結した。

 だい2四半期連結業績は、当初予想を上回る数値を達成したが、通期連結業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、19年3月期通期連結業績予想は、売上高306億円(前期比10.9%増)、営業利益50億50百万円(同12.6%増)、経常利益50億円(同13.0%増)、純利益32億90百万円(同14.3%増)と今期も最高益更新を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る