【話題】携帯3銘柄が急落し日経平均一時235円安のうち190円は足を引っ張ったとの見方

◆NTTドコモの値下げ表明を受けKDDI、ソフトバンクGも急落

 NTTドコモ<9437>(東1)は11月1日、大幅安となり、朝方に12%安の2515.5円(329.0円安)まで急落し、10時30分を回っても11%安の2526.5円安(318.0円安)前後で一進一退となっている。

 10月31日、四半期決算発表の席上、スマートフォンなどの通信料金を2019年4~6月に2~4割程度引き下げた料金プランを提供すると発表。「1年あたり最大4000億円規模の顧客還元」(ロイター通信)などと伝えられた。投資家にとっては収益への影響が懸念されることになった。

 これを受け、KDDI<9433>(東1)も一時16%安の2358.5円(456.0円安)まで急落し、ソフトバンクグループ<9984>(東1)も一時8%安の8315円(733円安)まで下押した。

 これらの銘柄は上げ下げの値幅が大きく、日経平均(225種)への影響力でも上位に位置するとされている。日経平均は10時過ぎに一時235円22銭安(2万1685円24銭)まで反落幅を広げたが、この下げ幅のうち190円ほどは上記3銘柄の影響だったとの見方が出ている。

 ただ、10時55分現在の日経平均は、TDK<6762>(東1)ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>(東1)の大幅高などが寄与し、100円48銭安と持ち直している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る