Hameeは戻り歩調、19年4月期増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 Hamee<3134>(東1)は、スマホ・タブレット向けアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、クラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。19年4月期増収増益・増配予想である。株価は地合い悪化の影響が限定的で戻り歩調だ。上値を試す展開を期待したい。

■コマース事業を主力にプラットフォーム事業も展開

 スマホ・タブレット向けのクセサリーを販売するコマース事業を主力として、EC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によるクラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。収益面では、スマホ新機種発表やクリスマス需要などの影響で、第1四半期の構成比が小さく、第3四半期の構成比が高くなる季節特性がある。

 18年4月EC事業者向けコンサルティング会社のJSコンサルティングを子会社化(Hameeコンサルティングに商号変更)した。18年8月韓国子会社がPNS社のモバイルアクセサリー事業を譲り受けた。
■19年4月期増収増益・増配予想

 19年4月期連結業績予想は、売上高が18年4月期比8.9%増の102億14百万円、営業利益が1.7%増の14億03百万円、経常利益が9.8%増の13億91百万円、純利益が12.2%増の9億79百万円としている。配当予想は1円増配の年間6円50銭(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比8.6%増収、営業利益が6.4%減益、経常利益が1.0%増益、純利益が0.6%増益だった。売上面ではコマース事業、プラットフォーム事業とも好調に推移したが、新サービス関連の先行投資負担で営業減益だった。

 第1四半期の進捗率は売上高21.9%、営業利益16.7%だが、第1四半期の構成比が小さく、第3四半期の構成比が高くなる季節特性がある。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は地合い悪化の影響が限定的で戻り歩調だ。7月の年初来安値1262円から水準を切り上げて、10月25日には1828円まで上伸した。11月1日の終値は1733円、今期予想連結PERは約28倍、時価総額は約278億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高観を強めている。上値を試す展開を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る