ラクスルは調整一巡感、19年7月期も収益拡大基調

株式市場 銘柄

 ラクスル<4384>(東マ)は、印刷ECサービスを提供する印刷事業、および荷主と運送会社を繋ぐ運送事業を展開している。19年7月期も売上高と売上総利益で30%以上の成長を目指している。収益拡大基調が期待される。株価は9月高値から反落したが調整一巡感を強めている。戻りを試す展開が期待される。

■印刷事業と運送事業を展開

 18年5月東証マザーズに新規上場した。印刷シェアリングプラットフォーム「ラクスル」で印刷ECサービスを提供する印刷事業、および物流シェアリングプラットフォーム「ハコベル」で荷主と運送会社を繋ぐ運送事業を展開している。印刷や物流という伝統的産業にインターネットを融合させた。
 18年7月末の「ラクスル」累計ユーザー数は17年7月末比20万8875増加の66万1815となった。

■19年7月期も収益拡大基調

 19年7月期の非連結業績予想は、売上高が18年7月期比30.2%増の145億50百万円で、各利益は黒字予想(具体的な金額予想は非開示)としている。企業価値向上の源泉となる売上総利益、および売上総利益の前提となる売上高で30%以上の成長を目指すとしている。ユーザー数および注文件数の増加で収益拡大基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価は9月の高値3930円から地合い悪化も影響して反落したが、10月30日の2333円から切り返して調整一巡感を強めている。11月2日の終値は2775円、時価総額は約766億円である。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

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