綿半HDは大きく出直る、月次動向が底堅く店舗戦略などに注目集まる

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■11月に岐阜県で初出店の「綿半スーパーセンター可児店」オープン

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東1)は11月12日の後場、10%高の2765円(244円高)で始まり、大きく出直っている。長野県を中心にホームセンターや建設事業などを展開し、9日、10月の月次動向(スーパーセンター事業の2018年10月度の月次業績)を発表。総じて底堅かった上、岐阜県で初出店となる「綿半スーパーセンター可児店」の11月7日オープンなどが改めて注目されている。

 10月は、平均気温が高く推移したため、客単価の低いグリーン・園芸用品が好調に推移した一方で、客単価が高い冬物商材が低調に推移した。また、17年12月末に三鷹店を閉店したことにより、数値が下回り、全店売上高は前年同月比94.0%となり、既存店は同98.9%となった。

 ただ、店舗戦略としては、リアル店舗の存在価値を向上させる施策として、「買い物だけじゃない体感できる店」をコンセプトに、富士河口湖店を全面改装するなど、買い物だけでない「店舗ならではの楽しみ」を体感できる店舗作りに積極的に取り組むとともに、出店エリアの拡大にも努めている。先の第2四半期決算発表では、今期・2019年3月期の連結業績見通しを、経常利益26.04億円(前期比4.1%の増加)、純利益15.36億円(同3.6%の増加)とした。4期続けて最高益を更新する。(HC)

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