クレスコはエス・アイ・サービスの発行済株式を100%取得し、完全子会社化することを決議

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■SAP社の基幹業務パッケージシステムの導入支援が主力事業

クレスコ<4674>(東1)は30日、エス・アイ・サービスの発行済株式を100%取得し、完全子会社化することを決議した。

エス・アイ・サービスは、SAP社の基幹業務パッケージシステムの導入支援を主力事業とし、SAP(R)標準インターフェース技術を活用したシステム導入時のアドオン削減接続に関するコンサルティング、システム導入支援、およびSAP(R)システム補完ソフトウェアの販売・導入支援を提供している。

エス・アイ・サービスを子会社化することは、クレスコグループにおけるERP事業の更なる成長に寄与すると共に、グループ各社の持つ販売チャネル、テクノロジーを活かし、顧客のコアビジネスをサポートする付加価値の高いソリューションサービスの提供を実現する。

株式譲渡日は4月1日。

また、同日、Skeed(本社:東京都目黒区)の第三者割当増資により発行する新株を引受けることも発表した。

Skeed社は、分散コンピューティング技術やネットワーク制御技術などを用いたソフトウェアによるネットワークソリューションおよびデータマネジメントソリューションの製品の企画、開発、販売を行っている。急速に拡大するクラウドコンピューティング市場に対して、データ通信の大容量化、ユビキタス化、グローバル化といったニーズを先取りしたデータ通信基盤技術が強み。

同社は、現在、Skeed社との戦略的な技術提携を通じて、「高速クラウド構築支援サービス」の提供やIoT(Internet of Things)事業の技術基盤の確立を目指した共同研究・実証実験を行っている。

以上のように、子会社化、第三者割当増資の引き受けを通じて同社グループの企業価値の向上が進むことで、同社の事業基盤はますます強化されるものと予想される。

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