ラクーンフィナンシャルはGMOペイメントゲートウェイと共に長期後払いへの対応を開始

■「PG マルチペイメントサービス」の決済手段である「Paid 決済」をカスタマイズ

 ラクーンホールディングス<3031>(東1)のグループ企業でBtoB後払い決済サービス「Paid」を提供するラクーンフィナンシャル(本社:東京都中央区)は、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ<3769>(東1)(本社:東京都渋谷区、以下 GMOPG)と共に、GMO-PGの提供する総合決済サービス「PG マルチペイメントサービス」の決済手段である「Paid 決済」をカスタマイズし、長期後払いへの対応を開始した。

 本日(11月15日)より、アペルザ(本社:神奈川県横浜市)が運営する生産財に特化したモール型ECサイト「アペルザeコマース」に長期後払いに対応した「Paid決済」が導入され、「アペルザ長期後払い」として提供される。

■キャッシュフローの悪化を懸念することなく、案件受注が可能

 「アペルザeコマース」で商品を購入する製造業事業者(買い手)は、支払期日が請求締め日から6ヶ月後に延長可能となり、仕入れ負担と売上代金回収時のタイムラグによるキャッシュフローの悪化を懸念することなく、案件受注が可能となる。

 「Paid」は、企業間取引における後払い決済で発生する請求業務を全て代行し、未収入が発生した際も100%代金を支払うフィンテックサービス。2017年には、GMO-PGの「PG マルチペイメントサービス」で、「Paid 決済」として決済手段にも採用された。

 一方、アペルザは製造業向けに特化したインターネットサービスを運営している。主要顧客である装置産業は、国内の労働者不足やIoTニーズの高まり、中国やアジア地域で高まる自動化需要などにより好景気に沸く業界でありながら、製品の受注から納品して現金を得るまでに数ヶ月の時間を要することから、多くの案件を獲得するためには資金繰りが大きな課題となっていた。

 こうした製造業の資金繰りニーズに応えるため、ラクーンフィナンシャルとGMO-PGは共同で「Paid 決済」のカスタマイズを行い、支払期日を請求締め切りから6ヶ月後に延長できる長期後払いを実現した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る