【株式市場】日銀総裁の講演など受け円安気味になり日経平均は大きく反発

株式

◆日経平均の終値は2万1821円16銭(140円32銭高)、TOPIXは1637.61ポイント(8.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億8646万株

チャート13 11月19日後場の東京株式市場は、日銀・黒田総裁の東京都内での講演などが要因とされて円相場が時間とともに円安基調になり、前引けにかけて軟調だった自動車株が回復基調に転換。アステラス製薬<4503>(東1)など海外比率の高い薬品株は一段ジリ高傾向になった。日経平均はほぼ前引けの水準(75円12銭高の2万1755円46銭)で始まり、もみ合いながらジリ高傾向を続け、大引けは上げ幅を140円台に広げて前週末の123円安を奪回。反発となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、10時頃から軟調に推移していたトヨタ自動車<7203>(東1)が円安基調などを要因に持ち直して14時頃から再び堅調になり、14時30分に四半期決算と増配、自社株買いを発表した東京海上HD<8766>(東1)は一気に反発。インテリジェント ウェイブ<4847>(東2)は一段とじり高基調を強め、サイバーセキュリティ株は来年のテーマ株との見方。WASHハウス<6537>(東マ)は大手監査法人が選んだ高成長率50社に4年連続入ったとの発表などを受けてストップ高。RSC<4664>(JQS)は第2四半期の大幅増益などが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億8646万株(前引けは6億5140万株)。売買代金は2兆1367億円(同1兆331億円)。1部上場2112銘柄のうち、値上がり銘柄数は1289(同1194)銘柄、値下がり銘柄数は756同824)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、情報・通信、精密機器、その他製品、電機機器、医薬品、繊維製品、機械、化学、ガラス・土石、などとなった。(HC)

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