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【新規上場(IPO)銘柄】プリントネットは、新元号と来夏参院選で収益機会は増える見通し、12月14日に本決算発表
- 2018/11/20 07:06
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プリントネット<7805>(JQ)は、10月18日に東京証券取引所JASDAQに上場。同社は、インターネットによる印刷物及び印刷資材の通信販売(ネット印刷通信販売事業)を主たる事業としている。
同社webサイト上で顧客からの受注と同時に印刷用データを受取り、国内工場にて印刷・加工を行い、工場より顧客に向けて発送している。従来の印刷業者は顧客から注文依頼があり、依頼内容に基づき企画提案を行い、顧客と打ち合わせを行い、内容を固めていくが、印刷業者は打ち合わせの内容を踏まえ制作を行い、構成・修正を数回に渡り行い、データを完成させた後、実質的に印刷工程に入っていくのに対し、同社の場合、顧客から完全データを頂いてから業務がスタートする。
事業の特徴としてはBtoB(印刷業者、デザイン業者からの業務受託)の占める割合が多く、2015年10月期から17年10月期の発送代行サービスの売上高に対する利用割合は62.3%から71.0%と増加している。
同社Webサイト上において、パンフレット、フリーペーパー、チラシ、新聞折り込みチラシ、社名入り封筒、うちわ、選挙ポスター、カレンダー等の、幅広い商品ラインナップを提供し、顧客の囲い込みを図っている。
前2018年10月期第3四半期業績実績は、売上高54億9500万円、営業利益6億5500万円、経常利益6億5800万円、純利益6億5500万円に着地。第3四半期の売上高は、年計画に対する進捗率は74.5%と順調に推移している。
前18年10月期業績予想は、売上高73億7200万円(前期比7.7%増)、営業利益7億3000万円(同12.5%増)、経常利益7億2500万円(同10.3%増)、純利益4億8000万円(同17.4%増)を見込む。年間配当は、無配を予定している。
株価は、10月18日ににつけた上場来高値2350円から10月29日に上場来安値1463円と換金売りに下げた後、10月31日高値1872円と上昇。その後、モミ合っている。2018年オリコン顧客満足度ランキングネット印刷通販40代1位を獲得。初めての方でも安心のサポート充実、2012年に「Japan color標準印刷認証」を取得し、安定した高品質の商品を提供しているが、2019年5月1日の新元号への切り替えや来年夏の参議院選挙と収益機会は増える見通し。中でも選挙用品の印刷「メガホンもって全力サポート!「選挙応援隊」は注目を集めそうで、12月14日に予定される10月本決算の発表に期待が高まる。ここから下押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)