スリープログループはレンジ下限から反発の動き、18年10月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 スリープログループ<2375>(東2)は、販売支援サービスやヘルプデスクなどのBPO事業を主力として、レンタルオフィス提供のコワーキングスペース事業も展開している。18年10月期大幅増収増益予想である。19年10月期も収益拡大を期待したい。株価はボックス展開だがレンジ下限から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■BPO事業を主力にレンタルオフィスも展開

 海外PCメーカーの販売支援サービス、ITに特化した導入・設置・交換支援サービス、IT周辺機器やインターネット接続関連のヘルプデスク(コールセンター)運営の運用支援サービス、システム・エンジニアリング開発受託・技術者派遣などのBPO事業を主力としている。また子会社アセットデザインのコワーキングスペース事業(レンタルオフィス提供)も提供している。

■18年10月期大幅増収増益予想

 18年10月期の連結業績予想は売上高が17年10月期比22.6%増の165億円で、営業利益が31.1%増の5億円、経常利益が23.9%増の4億98百万円、純利益が33.2%増の2億87百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比19.0%増収、営業利益が49.3%増益だった。主力のBPO事業の好調が牽引した。そして通期予想に対する進捗率は売上高72.2%、営業利益85.0%と順調だった。通期ベースでも好業績が期待される。19年10月期も収益拡大を期待したい。

■株価はレンジ下限から反発の動き

 株価は概ね900円~1100円近辺のレンジでボックス展開だが、10月の直近安値882円から切り返している。レンジ下限から反発の動きだ。11月22日の終値は1001円、前期推定連結PERは約23倍、時価総額は約72億円である。出直りを期待したい。

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