【新規上場(IPO)銘柄】リーガル不動産は12月14日に第1四半期決算を発表、値ごろ感もあり年末高へ

株式市場 IPO 鐘

 リーガル不動産<3497>(東マ)は、10月23日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は不動産の地域、用途、規模に関わらず、豊富な法律知識を活かし、土地の有効活用にお悩みの地主、相続税にお困りの方、資金回収を図りたい金融機関様やサービサー、固定資産を購入・売却したい一般企業、田畑を宅地として売却したい農家の方など、顧客の幅広いニーズに合わせて、総合不動産開発企業として、コンサルティングから開発まで、あらゆる分野でソリューションを提供している。

 不動産ソリューション事業では、どんな土地でも活用法を提案。用地取得からマンション・オフィスなどの開発まで手がけている。

 不動産賃貸事業では、オーナーとしてのノウハウを、コンサルティング・開発事業に活かしている。

 不動産コンサルティング事業では、法的側面から生じる案件などについて、調査・価格査定から仲介や買い取りまでトータルにサポートしている。

 ファシリティマネジメント事業では、原状回復工事の実績が多数あり、デザイン、快適性にこだわりがある。

 介護事業では、住宅型有料老人ホームを運営。「自由で・豊かに・楽しい生活」を基本に上質なサービスを提供している。

 前18年7月期業績実績は、売上高192億6300万円(前の期比29.7%増)、営業利益18億8500万円(同35.4%増)、経常利益8億6100万円(同22.3%増)、純利益5億8400万円(同22.8%増)に着地。

 今19年7月期業績予想は、売上高252億5300万円(前期比31.0%増)、営業利益21億0300万円(同11.5%増)、経常利益9億4300万円(同9.5%増)、純利益6億5500万円(同12.2%増)を見込む。年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、10月24日につけた上場来高値1991円から11月20日につけた上場来安値1191円まで調整を挟んで上昇している。創業当初より、任意売却物件を数多く扱ってきた経験から、弁護士200名以上とのネットワークが強みで、不動産の様々なニーズに、正確かつスピーデイに対応する姿勢は、金融機関などからも、高く評価されており、注目度は高い。今期予想PER5倍台と割安感があり、公開価格1380円を割り込んでおり、値ごろ感はある。12月14日に予定される第1四半期決算が順調に推移していれば、年末高が期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る