【銘柄フラッシュ】フジタコーポが連日急伸し多木化学は株式分割が好感されて急伸

株式市場 銘柄

 11月27日は、東証1部の値上がり率1位に多木化学<4025>(東1)の14.4%高が入り、12月31日を基準日とする株式分割(1株を2株に分割)の発表が好感されて急伸。10月にマツタケ近縁種のバカマツタケの完全人工栽培に成功と発表したことが注目され、翌日以降3日連続ストップ高を交えて5150円から1万2950円まで2.5倍に急騰したことがあるため、がぜん値幅妙味や投機妙味が再燃した。

■LINEは騰訊(テンセント)グループとの提携が好感されて12.9%高

 2位はLINE<3938>(東1)の12.9%高となり、中国の騰訊(テンセント)グループとの提携による訪日中国人観光客向けのスマホ決済事業が注目され出直りを拡大。

 3位はKLab<3656>(東1)の9.3%高となり、共同開発した「BLEACH境・界-魂之覚醒:死神」の11月22日Androidプラットフォームでの正式配信を開始などが言われて4日続伸。

 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>(東2)は持株傘下のダイヤモンド電機が事業再生ADR中の田淵電機<6624>(東2)に出資することへの期待が再燃したとされて再び値幅高となり、騰勢第2波に移行との見方もあって遂にストップ高の28.1%高。杉村倉庫<9307>(東2)は2025年大阪万博の会場候補地とされる夢洲(ゆめしま:大阪市此花区)に近い大阪市港区福崎に本社・土地を保有するため、含み益の拡大などに期待や思惑が集まっているとされて昨日のストップ高に続いて大幅高の15.9%高。

 アクトコール<6064>(東マ)は引き続き光通信<9435>(東1)との資本提携などが材料視されて3日連続ストップ高の15.4%高。ジェネレーションパス<3195>(東マ)は21日の取引時間中に業績見通しの増額を発表したあとの上げが大きく値幅妙味が大との見方があり、以後連日上値を追って15.4%高となり高値を更新。

 フジタコーポレーション<3370>(JQS)は北海道地震の復興関連株と位置づけられるが、ここ一両日は新株予約権の「行使促進相場」との見方があり2日連続ストップ高の21.1%高。26日、27日の各々夕方に新株予約権の大量行使を発表した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る