【引け後のリリース】サイバーエージェントがテレビ朝日と新会社2社設立

引け後のリリース

◆多チャンネル動画配信事業とニュースチャンネル事業を展開

サイバーエージェント<4751>(東1)は31日の大引け後、テレビ朝日ホールディングス<9409>(東1)の株式会社テレビ朝日の両社が共同出資による動画配信事業会社、およびニュースチャンネル事業会社の2社設立について同日に基本合意したと発表した。出資比率から、2社ともサイバーエージェントの連結子会社になるとした。

サイバーエージェントの株価は昨年7月頃から出直り始めて直近まで長期上昇基調を描き、3月17日に7080円まで上げて株式分割など調整後の上場来高値に進んだ。PERは20倍台後半のため、東証1に銘柄の平均PER18倍台との比較では割高だが、2015年9月期は大幅増益の見込みで業績拡大が見込まれ、いわゆるIT関連の好業績株としては割安といえる。 発表によると、動画配信事業を行なう新会社は「サブスクリプション型動画配信プラットフォーム事業」など行ない、社名は株式会社AbemaTV(アベマティーヴィー)、資本金3億円、出資比率はサイバーエージェント60%、テレビ朝日40%。社長にはサイバーエージェントの藤田晋社長が就任する。スマートデバイス向けネイティブアプリとして、様々なジャンルの専門チャンネルを有するサブスクリプション型(定額制)動画配信プラットフォーム「Abema」の開発・運営を行い、あらゆるジャンルのコンテンツプロバイダや、地上波・CS放送局などとの提携を通じて、多チャンネルを有する動画配信プラットフォーム事業を展開する。

ニュースチャンネル事業を行なう新会社は社名、資本金が未定だが、出資比率はサイバーエージェント51%、テレビ朝日49%。社長にはサイバーエージェントの藤田晋社長が就く。動画配信プラットフォーム「Abema」上で展開するチャンネル第1弾として、ニュース専門チャンネルを運営する。サイバーエージェントが保有するスマートフォンサービスの運営実績および潤沢な開発リソースと、テレビ朝日の保有する報道取材や番組制作におけるノウハウを活用した企画制作を行い、新しいニュースコンテンツを提供してゆく。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る