Hameeは戻り高値圏、19年4月期増収増益・増配予想
- 2018/12/5 06:34
- 株式投資ニュース
Hamee<3134>(東1)は、スマホ・タブレット向けアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、クラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。19年4月期増収増益・増配予想である。株価は戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■コマース事業を主力にプラットフォーム事業も展開
スマホ・タブレット向けのクセサリーを販売するコマース事業を主力として、EC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によるクラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。収益面では、スマホ新機種発表やクリスマス需要などの影響で、第1四半期の構成比が小さく、第3四半期の構成比が高くなる季節特性がある。
18年4月EC事業者向けコンサルティング会社のJSコンサルティングを子会社化(Hameeコンサルティングに商号変更)した。18年8月韓国子会社がPNS社のモバイルアクセサリー事業を譲り受けた。18年11月中国の最大級ECモール「天猫(TMALL)」に出店した。
■19年4月期増収増益・増配予想
19年4月期連結業績予想は、売上高が18年4月期比8.9%増の102億14百万円、営業利益が1.7%増の14億03百万円、経常利益が9.8%増の13億91百万円、純利益が12.2%増の9億79百万円としている。配当予想は1円増配の年間6円50銭(期末一括)としている。
第1四半期は売上高が前年同期比8.6%増収、営業利益が6.4%減益、経常利益が1.0%増益、純利益が0.6%増益だった。売上面ではコマース事業、プラットフォーム事業とも好調に推移したが、新サービス関連の先行投資負担で営業減益だった。
第1四半期の進捗率は売上高21.9%、営業利益16.7%だが、第1四半期の構成比が小さく、第3四半期の構成比が高い季節特性がある。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は戻り高値圏
株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。12月4日には1926円まで上伸して1月の年初来高値2206円に接近している。12月4日の終値は1902円、今期予想連結PERは約31倍、時価総額は約306億円である。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。