ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスは底打ち期待
- 2018/12/10 06:47
- 株式投資ニュース
ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス<6575>(東マ)は、人材紹介事業とメンタルヘルスケア事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。株価は18年4月IPO時の高値からほぼ4分の1の水準で底値圏だろう。底打ちを期待したい。
■人材紹介事業とメンタルヘルスケア事業を展開
18年4月東証マザーズに新規上場した。人材紹介事業とメンタルヘルスケア事業を展開している。
人材紹介事業は、特色のある事業会社3社が、ミドルマネジメント以上の人材紹介に特化して事業展開している。メンタルヘルスケア事業は、メンタルヘルス対策の一次予防(不調者発生予防)から、二次予防(早期発見・早期対応)、三次予防(再発防止)までワンストップでサービスを提供している。
■19年3月期増収増益予想
19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比12.3%増の21億87百万円、営業利益が10.0%増の2億81百万円、経常利益が9.3%増の2億81百万円、純利益が3.8%増の1億82百万円としている。
需要が高水準に推移して増収増益予想である。売上高は人材紹介事業が13.7%増収、メンタルヘルスケア事業が10.5%増収の計画としている。人材紹介事業におけるコンサルタントの積極採用・育成、大阪支店の新設を含めたエリア拡大、メンタルヘルスケア事業におけるサービス強化、自社開発のストレスチェックシステムへの継続的投資、戦略的M&Aの活用などを推進する。
第2四半期累計は売上高が9億21百万円、営業利益が91百万円だった。人材紹介事業が高水準だった18年3月期第4四半期の反動で減収減益だった。第2四半期累計の進捗率は売上高42.1%、営業利益32.4%とやや低水準だった。通期下振れに注意が必要だが、第3四半期以降の挽回を期待したい。
■株価は底打ち期待
株価は11月16日に上場来安値982円まで下押し、その後も安値圏で推移している。ただし18年4月IPO時の高値4300円からほぼ4分の1の水準で底値圏だろう。12月7日の終値は1021円、今期予想連結PERは約16倍、時価総額は約30億円である。底打ちを期待したい。