【株式市場】日経平均は一時268円高まで上げ米中の緊張緩和期待など要因に大幅続伸

株式

◆日経平均は2万1816円19銭(213円44銭高)、TOPIXは1616.65ポイント(10.04ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億3279万株

チャート13 12月13日後場の東京株式市場は、日経平均が12時40分にかけて一段高の268円59銭高(2万1871円34銭)まで上げた。12日に中国・華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者がカナダで保釈されたのに続き、13日は中国が「中国製造2025」を修正する可能性と伝えられ、米中の緊張緩和期待が再燃。米国の夜間取引でS&P500などの先物が高いとされてムードが明るくなった。コマツ<6301>(東1)が中国関連株として一段と強含み、鉄鋼株や海運株も前場に続いて強い。日経平均は大引けまで上げ幅200円台を保ち、12日の454円高に続き大幅続伸となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、ユニー・ファミリーマートHD<8028>(東1)が一段ジリ高となり、日経平均が上げるときは連動高しやすく、下げるときは内需の高業績株の特性を発揮して底堅いとされ、サイバーステップ.<3810>(東2)は業績拡大期待などがあるようで一段高。テックポイント・インク<6697>(東マ・外国株)は11日、米中貿易摩擦に関して当社に重大な悪影響が発生することは予想していないとしたことなどが注目されて連日ストップ高。理研グリーン<9992>(JQS)は業績見通しの増額が材料視されストップ高。

13日、新規上場のオーウエル<7670>(東2)は9時25分に公開価格を14%上回る855円で初値がつき、高値は前場の879円、終値は776円。同じく札幌アンビシャス市場に上場したFUJIジャパン<1449>(札A)は公開価格740円を23%上回る907円で初値がつき、高値は前場の981円、大引けは832円。

 東証1部の出来高概算は13億3279万株(前引けは6億2113万株)、売買代金は2兆3993億円(同1兆209億円)。1部上場2127銘柄のうち、値上がり銘柄数は1583(同1628)銘柄、値下がり銘柄数は482(同420)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、金属製品、海運、建設、非鉄金属、繊維製品、医薬品、ガラス・土石、石油・石炭、などが高い。(HC)

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