【新規上場(IPO)銘柄】アルーは11日にマザーズに上場、大手企業から安定的に受注

株式市場 IPO 鐘

 アルー<7043>(東マ)は、12月11日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます- all the possibilities -」というMissonのもと、研修の提供にとどまらず「育成の成果」にこだわった、人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供をしている。


 法人及び個人の顧客属性別、国内集合研修の「教室型研修」、現地滞在型研修の「海外派遣研修」、海外現地法人向けの「海外教室型研修」及び英会話モバイルマンツーマントレーニング法人向け「ALUGO(アルーゴ)」並びに個人向け「ALUGO(アルーゴ)」のサービスを提供している。

 今2018年12月期第3四半期業績実績は、売上高16億5600万円、営業利益1億7600万円、経常利益1億6300万円、純利益9400万円に着地。

 今18年12月期業績予想は、売上高22億5100万円(前期比17.7%増)、営業利益1億8000万円(同27.0%増)、経常利益1億5000万円(同16.5%増)、純利益9000万円(同18.8%増)を見込む。上場で調達した資金は営業担当者などの採用、個人向け「アルーゴ」の広告宣伝やシステム開発などに充当し、年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、上場初日11日に公開価格1370円を46.7%上回る2010円で初値をつけ、同日高値2235円と上昇。安値1670円。この日の引けは1705円。1700円どころを下値にモミ合っている。自社教材のため柔軟に顧客最適化のカスタマイズを可能にしていることが強みとなっており、業種を問わず大手企業から安定的に受注、高いリピート率に支えられ、安定成長が見込まれている。来19年12月期業績予想が明らかになるまで積極的に上値を追い難いが、下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る