ダイヤモンドエレクトリックホールディングスは調整一巡期待
- 2018/12/17 08:25
- 株式投資ニュース
ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>(東2)は、ダイヤモンド電機の親会社として18年10月1日設立し、東証2部に上場した。自動車機器事業、電子制御機器事業を展開している。19年3月期は減益予想だが、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は11月19日安値から急反発、そして12月10日高値から急反落と乱高下の形だが、19年3月期減益予想を織り込み済みだろう。調整一巡して反発を期待したい。
■ダイヤモンド電機の親会社として設立、上場
ダイヤモンド電機(18年9月26日上場廃止)の親会社として18年10月1日設立し、東証2部に上場した。自動車用点火コイルなどの自動車機器事業、電子制御基板やパワーコンディショナなどの電子制御機器事業を展開している。
なお事業再生ADRに取り組む田淵電機のスポンサーとなり、ダイヤモンド電機が第三者割当増資を引き受けて子会社化する。
■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待
19年3月期連結業績予想(ダイヤモンド電機が公表した数値を11月9日に下方修正)は、売上高が18年3月期(ダイヤモンド電機の実績)比0.7%減の576億円で、営業利益が65.1%減の8億50百万円、経常利益が66.3%減の7億80百万円、純利益が0百万円(18年3月期は10億19百万円)としている。
一部製品の販売低迷、材料費の上昇、技術開発等の先行投資負担などで営業・経常減益予想である。純利益は法人税の増加も影響する。20年3月期の収益改善を期待したい。
■株価は調整一巡期待
株価11月19日安値816円から急反発、そして12月10日高値2080円から急反落と乱高下の形だが、調整一巡して反発を期待したい。12月14日の終値は1386円、時価総額は約51億円である。