クミアイ化学がストップ高、記念配当と今期の業績見通しなど好感

株式市場 銘柄

■2019年6月20日に創立70周年を迎え、過ぎた期の配当だが2円増配

 クミアイ化学工業<4996>(東1)は12月17日、急伸して始まり、取引開始後にストップ高の766円(100円高、15%高)で売買されたまま買い気配となっている。前週末取引日の14日、10月決算とともに創立70周年の記念配当を発表。過ぎた期の配当になるが、今期以降、普通配に置き直して継続する可能性に期待する様子がある。

 2019年6月20日に創立70周年を迎えるため、これを記念し、18年10月31日を基準日とする期末配当に1株当たり2円を加え、普通配当5円と合わせて合計7円とする。すでに中間配当を3円実施済みのため、年間では10円(前期比2円増配)になる。

 18年10月期の連結決算は売上高が前期比24.5%増加して968.46億円となり、営業利益は同48.3%増加し55.82億円となった。今期・19年10月期の見通しは、売上高を10.5%増の1070億円、営業利益を9.3%増の61億円、1株利益は44円71銭とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る