【引け後のリリース】ソニーがオリンパス株を一部売却し譲渡益約468億円

引け後のリリース

■議決権割合は売却前の10.09%(第1位株主)から5.04%(第2位株主)に

ソニー<6758>(東1)は1日の17時前、保有するオリンパス<7733>(東1)の普通株式3448万7900株の一部1724万3950株を、JPモルガン証券株式会社に譲渡すると発表した。譲渡日は4月6日、譲渡益は約468億円。これによる業績見通しについては、2014年度の通期連結業績と合わせて2015年4月30日に公表する予定とした。

発表によると、この売却は財務基盤の強化、成長に向けた投資資金の確保が目的。売却後も引き続きオリンパスとの協力関係を継続するとした。また、オリンパス側は、この売却によってソニーの議決権割合は、売却前の10.09%(第1位株主)から5.04%(第2位株主)になると発表した。

ソニーの株価は2004年4月頃から再びジリ高基調になり、15年3月27日に3450円まで上げて2010年以来の水準を回復した。直近の日経平均の調整過程でも底堅く、4月1日の終値は3235.0円(45.0円高)と日経平均に逆行高となった。信用売り残が相対的に多いため、買い戻しが増加して値幅高の相場になる可能性がある。

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