ソフトバンクが堅調転換、「上場後」狙っていた投資家の買いかナンピン買いの見方も

株式市場 銘柄

■公募で買った投資家は朝方に2倍追加買いすれば損失の大半を回復する計算に

 ソフトバンク<9434>(東1)は12月20日、朝方の1176円(106円安)を下値として次第に持ち直し、10時40分過ぎに1309円(27円高)まで上げて堅調に転換した。

 19日に新規上場し、公開価格は1500円。20日は、公開価格から一時22%安まで下押したが、「公募で買い予約せず上場後に自分の納得する値段になるのを待っていた投資家が出動してきたのではないか」(市場関係者)といった見方が出ている。

 1309円(27円高)まで上げたあとは、再び小安くなる場面を交えて一進一退となっている。また、計算上は、公募で買った投資家(公開価格1500円で買った投資家)が20日朝の下げ局面で2倍の株数をナンピン買い(追加買い)すれば、1300円台まで回復した段階で損失が埋まり収支トントンになる。このため、株価の回復過程では、こうした対処を狙ってナンピン買いが入った可能性もあるようだ。(HC)

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