【株式市場】日経平均は2月以来の下げ幅1000円台となり1年3ヵ月ぶりに2万円を割る

◆日経平均は1万9155円74銭(1010円45銭安)、TOPIXは1415.55ポイント(72.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億1656万株

チャート12 12月25日後場の東京株式市場は、正午頃に上海株式の下げ幅が2%台に拡大と伝わり、日経平均も前引けの水準(1018円74銭安の1万9147円45銭)をやや上回る水準で始まったまま一進一退を続けた。日経平均構成銘柄をみると、花王<4452>(東1)資生堂<4911>(東1)などは持ち直し傾向となったが、ソフトバンクグループ<9984>(東1)はジリ安気味。結局、日経平均は今年・2018年2月6日(1071円84銭安)以来の下げ幅千円台となり、17年9月以来1年3ヵ月ぶりに2万円の大台を割った。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅安となった。

 東証1部上場2131銘柄のうち、値上がり銘柄数は27銘柄(前引けは21銘柄)。一方、値下がり銘柄数は2096銘柄(同2106銘柄)となり、(上場銘柄のうち98%が下げた。また、東証マザーズ市場は275銘柄のうち、値上がり銘柄数が16銘柄(同13銘柄)、値下がり銘柄数は256銘柄(同257銘柄)となった。

 後場は、引き続きジェネレーションパス<3195>(東マ)は業績の大幅な回復傾向が注目し直されて急伸したまま推移。ブロードバンドタワー<3776>(JQS)は情報漏洩対策ソフト開発などのベンチャー企業の子会社化が注目されて高い。

 25日、新規上場のリンク<4428>(東マ)は113時36分に公開価格3580円の2.1倍の7620円で初値をつけ、高値は8890円、終値は8060円。同じく新規上場のベルトラ<7048>(東マ)は朝9時53分に公開価格384円を33.9%上回る514円で初値をつけ、ほどなく535円まで上げたが、あとは売り買い交錯を続けて終値は498円となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る