イーソルは底値圏、18年12月期は上方修正して大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 イーソル<4420>(東マ)は組み込みソフトウェア事業を主力として、センシングソリューション事業も展開している。18年12月期は12月14日に上方修正して大幅増収増益予想である。19年12月期も収益拡大を期待したい。株価は地合い悪の影響で12月4日の高値から急反落し、10月の安値に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。

■組み込みソフトウェア事業が主力

 18年10月東証マザーズに新規上場した。自社製ソフトウェアRTOS(リアルタイム・オオペレーティング・システム)開発やエンジニアリングサービス(受託業務)の組み込みソフトウェア事業を主力として、センシングソリューション事業(車載プリンタ・ハンディターミナル販売の物流関連ビジネス、センサネットワーク関連ビジネス)も展開している。

■18年12月期上方修正して大幅増収増益予想

 18年12月期連結業績予想は12月14日に上方修正し、売上高が17年12月期比16.1%増の87億61百万円、営業利益が47.5%増の6億37百万円、経常利益が39.8%増の6億22百万円、純利益が35.1%増の4億70百万円としている。

 売上面では自動車関連を中心に伸長し、利益面では計画していた戦略費用が次期にズレこむことや、持分法適用関連会社オーバスとの取引に係る未実現利益の調整額がプラスに転じる見込みとなったことも寄与する。19年12月期も収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪の影響で12月4日の高値7000円から急反落し、12月25日には3900円まで下押して10月の安値3510円に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。12月25日の終値は3920円、今期予想連結PERは約36倍、時価総額は約210億円である。

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