ブロードバンドセキュリティは底値圏、企業向けセキュリティサービスを展開

株式市場 銘柄

 ブロードバンドセキュリティ<4398>(JQ)は企業向けセキュリティサービスを展開している。19年6月期増収営業増益予想である。株価は地合い悪の影響で安値を更新したが、IPO直後の10月高値からほぼ3分の1水準で底値圏だろう。

■企業向けセキュリティサービスを展開

 18年9月JASDAQに新規上場した。企業向けにセキュリティ監査・コンサルティングサービス、脆弱性診断サービス、情報漏えいIT対策サービスを展開している。

■19年6月期増収・営業増益予想

 19年6月期の非連結業績予想は、売上高が18年6月期比10.6%増の37億円、営業利益が2.1%増の1億85百万円、経常利益が0.4%増の1億55百万円、純利益が22.1%減の1億34百万円としている。

 売上高の計画は、セキュリティ監査・コンサルティングサービスが9.7%増の8億38百万円、脆弱性診断サービスが8.5%増の9億76百万円、情報漏えいIT対策サービスが12.0%増の18億84百万円としている。増収効果で人件費の増加を吸収して営業増益予想である。

 第1四半期は売上高が7億83百万円、営業利益が73百万円の赤字、経常利益が1億01百万円の赤字、純利益が71百万円の赤字だった。採用強化に伴う人件費の大幅増加で営業赤字だったが、第2四半期以降の挽回を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は12月26日に1448円まで下押した。地合い悪の影響で安値を更新したが、IPO直後の10月高値4030円からほぼ3分の1水準で底値圏だろう。12月26日の終値は1520円、時価総額は約60億円である。

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