【新春注目銘柄】西尾レントオール:必勝ダルマなど選挙用品レンタル人気に大阪万博の関連工事先取りもオン

注目銘柄
★選挙のたびに関連需要を謳歌
 

 西尾レントオール<9699>(東1)は、建設機械レンタル大手の一角を占めるが、その他事業として必勝アイテムの必勝ダルマ、必勝ハチマキ、ポリメガホンや会議用テーブル・椅子などの事務所用品、冷暖房機器などの選挙用品のレンタル事業も展開しており、選挙のたびごとに関連需要を謳歌している。

 今2019年9月期業績は、首都圏の再開発事業や全国各地で進んでいる災害復旧・復興関連工事向けにレンタル事業が好調に推移していることから続伸、純利益は、96億円(前期比3.0%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。また同業績の開示とともに現在推進中の中期経営計画の目標業績の上方修正を発表した。

 最終年度の2020年3月期の純利益を96億5000万円から100億円に引き上げた。ただこの目標値も、今年11月24日に大阪万博が2025年に55年ぶりに同社地盤の大阪市此花区の夢洲を会場に開催されると決定したことから関連工事の寄与で早期達成期待も高めている。

 株価は今年年初の4125円高値から3月16日払い込みで実施した新株式発行(発行価格3293円)などのファイナンスを嫌って3105円安値まで売られ、発行価格固めから今期業績の連続最高更新予想、中期計画上方修正を手掛かりに年初来高値4220円まで急伸、日経平均株価の2万円割れとともに年初来安値3085円へ突っ込んだ。

 PERは9倍台、PBRは1倍割れと割り負けており、万博関連人気も上乗せとなって年初来高値奪回へ再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

【新春注目銘柄】
【特集・新春注目銘柄】選挙関連銘柄に照準、待ち伏せ買いに一考余地(2019/01/01)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る