【株式市場】マザーズ指数が高く日経平均は大幅安だが後場は主力株の回復が目立つ

◆日経平均は1万9561円96銭(452円81銭安)、TOPIXは1471.16ポイント(22.93ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億5130万株

チャート12 1月4日(金)、2019年の大発会・後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)がジリジリ持ち直し、新日鐵住金<5401>(東1)は13時にかけて大きく値を戻すなど、主力株の一角の回復が目立った。ただ、日経平均は前引けの水準(607円37銭安の1万9407円40銭)を100円ほど上回って始まったまま一進一退を続け、大引けまで横ばい商状。12月26日につけた2017年4月以来の安値1万8948円58銭に次ぐ安値となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も安い。

一方、東証マザーズ指数は、ミクシィ<2121>(東マ)メルカリ<4385>(東マ)が後場もジリ高傾向を続けたことなどにより後場堅調になり反発した。

財務省と日銀、金融庁が13時から3者会合を開いたと伝えられ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が一段と持ち直すなど、政策的な支援への期待があった。ソースネクスト<4344>(東1)が一段高となり、手のひらサイズの自動翻訳機などが材料視されて大幅反発。取り扱うパシフィックネット<3021>(東2)は一段ジリ高となり続伸。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は東大との共同研究開始が注目されてストップ高。アイレックス<6944>(JQS)は今年の物色テーマ「5G」関連株として注目されストップ高。

東証1部の出来高概算は15億5130万株(前引けは7憶2706万株)、売買代金は2兆7718億円、1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は598(前引けは313)銘柄、値下がり銘柄数は1475(同1772)銘柄。また、東証33業種別指数は6業種(前引けは2業種)が値上がりし、高い業種は、電力・ガス、陸運、石油・石炭、小売り、銀行証券・商品先物、となった。(HC)

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