ウィルグループは売り一巡期待、19年2月期増収増益予想
- 2019/1/7 07:19
- 株式投資ニュース
ウィルグループ<6089>(東1)は、派遣・請負の人材サービスを展開している。需要が高水準に推移して19年3月期増収増益予想である。株価は地合い悪も影響して昨年来安値圏だが、売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して出直りを期待したい。
■派遣・請負の人材サービスを展開
セールスアウトソーシング事業、コールセンターアウトソーシング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、介護ビジネス支援事業、海外HR事業、スタートアップ人材支援事業など、派遣・請負の人材サービスを展開している。
■19年3月期増収増益予想
19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比26.3%増の1000億円、営業利益が7.5%増の26億円、経常利益が6.6%増の26億円、純利益が11.6%増の13億50百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比33.6%増の488億07百万円、営業利益が15.9%減の10億92百万円、経常利益が15.6%減の10億97百万円、純利益が14.4%減の5億57百万円だった。
主力3事業(セールスアウトソーシング事業、コールセンターアウトソーシング事業、ファクトリーアウトソーシング事業)での拠点展開に伴う人件費の増加、スタッフ支給単価上昇と法定福利費増加に伴う売上総利益率の低下、さらに先行投資負担などで減益だったが、注力3事業(介護ビジネス支援事業、海外HR事業、スタートアップ人材支援事業)がM&Aも寄与して好調に推移し、全体として売上高、各利益とも計画超だった。
第2四半期累計の進捗率は売上高48.8%、営業利益42.0%だが、通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は売り一巡期待
株価は地合い悪も影響して11月29日の戻り高値1229円から急反落し、1月4日には763円まで下押して昨年来安値を更新する場面があったが、売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して出直りを期待したい。1月4日の終値は802円、今期予想連結PERは約13倍、時価総額は約178億円である。