フォーカスシステムズはNTTデータが顧客でマイナンバー関連、26週線を下値サポートに堅調
- 2015/4/2 10:38
- 株式投資ニュース
フォーカスシステムズ<4662>(JQS)の株価は26週線を下値サポートとして堅調に推移している。年初来高値は1080円(1月20日)、安値は812円(1月5日)、4月1日終値は903円。
同社は公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。民間関連事業では関東圏・近畿圏に加えて、東海圏にも拠点展開して営業を強化している。
顧客別に見るとNTTデータ<9613>関連、および日本IBM関連を主力として、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)<4739>関連、沖電気<6703>関連、ソフトバンク<9984>関連が続いている。
15年3月期は、売上高が前期比2.5%増の145億円、営業利益が同1.4%増の9億円、経常利益が同横ばいの8億50百万円、純利益が同9.7%増の5億円、配当予想が前期と同額の年間25円の見通し。
今後の事業展開を睨んで技術者の採用・育成などへ積極投資するため、今期の営業利益は微増の見通しとしている。ただし需要面で見ると、公共関連事業は政府発信の「世界最先端IT国家創造宣言」関連、民間関連事業は企業のITインフラ投資関連、セキュリティ機器関連事業は官公庁のサイバー犯罪対策関連を中心として高水準に推移する見通しだ。
マーケットでは、NTTデータを主要顧客としているため、マイナンバー制度関連としての注目が高まっている。