サンバイオは慢性期脳梗塞の新薬開発が順調との見方で再び上値を指向

株式市場 銘柄

■カリフォルニア州再生医療機構から補助金との発表を受け注目が再燃
 
 サンバイオ<4592>(東マ)は1月8日、再び上値を指向し、10時を過ぎて12%高の9580円(1030円高)まで上げて東証マザーズ銘柄の値上がり率1位に躍り出ている。7日付で、「カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)より補助金1.0百万米ドルを受領」と発表。金額は大きくないが、脳梗塞を対象とする新薬の開発が順調に進んでいることが改めて見直される形になった。

 発表によると、この補助金は、米国で大日本住友製薬<4506>(東1)と共同で実施している再生細胞薬「SB623」の慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b臨床試験に対し、カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)から拠出されるものの一部。「SB623」については、2018年11月28日に発表したニュースリリースで、先に行ったフェーズ1/2a試験の2年間の追跡結果が「忍容性も良好であり、脳梗塞発症後6か月から5年の、運動障害を持つ患者の改善も持続」と発表している。(HC)

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