アジャイルメディア・ネットワークは底値圏
- 2019/1/9 07:38
- 株式投資ニュース
アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)は企業プロモーション向けに「アンバサダープログラム」を提供している。18年12月期大幅増収増益予想である。19年12月期も収益拡大を期待したい。株価は地合い悪の影響で水準を切り下げたが、IPO直後の高値から5分の1の水準で底値圏だろう。
■「アンバサダープログラム」を提供
18年3月東証マザーズに新規上場した。好きな企業やブランドの魅力を自発的に口コミで身近な人に伝えるファンをアンバサダー(大使)と定義し、企業のプロモーション向けにソーシャルメディアや体験を通じてアンバサダーを育成・活性化するファン発見・活性化・分析サービス「アンバサダープログラム」を提供している。18年10月には自治体向け「ふるさとアンバサダープログラム」の提供を開始した。
■18年12月期大幅増収増益予想
18年12月期の非連結業績予想は、売上高が17年12月期比34.9%増の9億90百万円、営業利益が90.2%増の1億26百万円、経常利益が67.9%増の1億13百万円、純利益が53.0%増の97百万円としている。案件の大型化やストック型収益の積み上げも寄与して大幅増収増益予想としている。
第3四半期累計は、売上高が6億44百万円、営業利益が41百万円、経常利益が30百万円、純利益が24百万円だった。通期予想に対する進捗率は低水準だが、第4四半期の挽回を期待したい。そして19年12月期も収益拡大を期待したい。
■株価は底値圏
株価(18年9月1日付で株式3分割)は地合い悪の影響で1月4日に1023円まで水準を切り下げたが、IPO直後の18年4月高値5616円から5分の1の水準で底値圏だろう。1月8日の終値は1250円、前期推定PERは約25倍、時価総額は約26億円である。