サイゼリヤは従業員2002名へのストックオプションや自社株買いが好感され高い

サイゼリヤ

■第1四半期決算は減益だったが朝安のあとV字型の切り返す

サイゼリヤ<7581>(東1)は1月10日、朝寄り後の1858円(102円安、5%安)を下値にV字型の切り返しとなり、数分で4%高の2034円(74円高)まで上げて出直りを強めている。9日の取引終了後、第1四半期の連結決算(2018年9月~11月)と自己株式の取得(自社株買い)、従業員2002名へのストックオプションの付与を発表。四半期決算は減益だったが、株価材料としては評価が勝る形になった。

 第1四半期の連結売上高は前年同期比1.1%増加して383.32億円となり、営業利益は同21.4%減少して19.15億円となった。8月通期の見通しは営業利益40.0億円(前期比7.5%の増加)などを据え置いた。

 自社株買いは、取得上限株数が50万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.0%)、取得価額の総額は10億円(上限)、取得期間は2019年1月10日から同年2月21日。

 また、ストックオプションは、同社従業員2002名を対象に「第11-2回新株予約権」を発行する。割り当て日は1月24日、金銭の払込みはこれを要しない。行使価額は、割当日の属する月の前月の日々の終値の平均値に1.05を乗じた金額、または、割当日の終値のいずれか高い金額。行使期間は2021年1月25日から2024年1月24日まで。(HC)

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