日本リビング保証は底打ち感、19年6月期経常・最終増益予想
- 2019/1/15 07:05
- 株式投資ニュース
日本リビング保証<7320>(東マ)は、住宅設備保証サービスや検査補修サービスなどを展開する住宅総合アフターサービス企業である。19年6月期経常・最終増益予想である。株価は12月安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。
■住宅総合アフターサービス企業
18年3月東証マザーズに新規上場した。住宅総合アフターサービス企業として、おうちのトータルメンテナンス事業(住宅設備保証サービス、検査補修サービス)、およびBPO事業(太陽光発電機器などの住宅設備機器メーカーが購入者に提供する延長保証サービス運営のサポート業務)を展開している。
■19年6月期経常・最終増益予想
19年6月期連結業績予想は、売上高が18年6月期比13.6%増の14億62百万円、営業利益が14.6%減の1億38百万円、経常利益が11.6%増の1億76百万円、純利益が20.3%増の1億24百万円としている。
おうちのトータルメンテナンス事業、BPO事業とも順調に伸長して増収だが、おうちのトータルメンテナンス事業の長期保証契約で、保証料が分割計上される一方で販管費が一括計上されることが利益を圧迫して営業減益予想としている。マーケットシェアの早期獲得に向けた成長投資も影響する。ただし経常利益と純利益は株式公開費用一巡などで増益予想としている。
第1四半期は売上高が3億67百万円、営業利益が63百万円、経常利益が68百万円、純利益が48百万円だった。おうちのトータルメンテナンス事業、BPO事業とも順調だった。長期保証契約の獲得でストック収益の前受収益および長期前受収益残高が着実に積み上がっている。通期予想に対する進捗率は売上高25.1%、営業利益45.6%と高水準である。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は底打ち感
株価(19年1月1日付で株式3分割)は地合い悪も影響して上場来安値を更新したが、18年4月高値から3分の1水準となる12月25日安値618円から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。1月11日の終値は727円、今期予想連結PERは約25倍、時価総額は約36億円である。