共和コーポレーションは底打ち感、19年3月期増収増益予想
- 2019/1/16 08:58
- 株式投資ニュース
共和コーポレーション<6570>(東2)は、長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。株価は12月の上場来安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。
■長野県地盤にアミューズメント施設運営
長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。アミューズメント施設の新規出店および積極的なM&Aの活用によって業容を拡大している。
アミューズメント施設運営事業は「APINA」およびM&Aした「YAZ」「GAMECITY」の3ブランドを展開し、18年12月5日現在の店舗数は合計52店舗である。18年12月にはスクウェアワンが事業分割して設立する新会社の全株式を譲り受けると発表した。19年2月中に3店舗を譲り受ける予定だ。アミューズメント機器販売事業は全国の他社施設向けに機器や景品を販売している。
■19年3月期増収増益予想
19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の134億86百万円、営業利益が1.2%増の5億48百万円、経常利益が7.9%増の5億99百万円、純利益が14.7%増の3億69百万円としている。新規出店やファミリー層の夜間集客推進などで増収増益予想としている。
第2四半期累計は売上高が67億83百万円、営業利益が2億89百万円、経常利益が3億40百万円、純利益が2億13百万円で、概ね計画水準だった。通期予想に対する進捗率は売上高50.3%、営業利益52.7%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は底打ち感
株価(18年9月1日付で株式2分割)は、18年3月IPO時高値1277円からほぼ一本調子に水準を切り下げたが、高値から約3分の1水準となる12月25日の上場来安値480円から切り返し、その後は600円台まで上伸して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。1月15日の終値は613円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約37億円である。