SIGは底値圏、19年3月期増収増益予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 SIG<4386>(JQ)は独立系SIで、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。19年3月期増収増益予想で上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪も影響したが、18年6月IPO時の高値から3分の1水準で底値圏だろう。出直りを期待したい。

■独立系SI

 18年6月東証JASDAQに新規上場した。独立系SI(システムインテグレータ)で、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。18年3月期売上構成比はシステム開発事業80%、インフラ・セキュリティサービス事業20%だった。システム開発事業は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。

■19年3月期増収増益予想で上振れ余地

 19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比8.8%増の41億38百万円、営業利益が2.4%増の3億13百万円、経常利益が2.8%増の3億08百万円、純利益が3.4%増の1億85百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が19億72百万円、営業利益が1億47百万円、経常利益が1億28百万円、純利益が87百万円だった。売上高、利益とも計画超と順調だった。システム開発事業、インフラ・セキュリティサービス事業とも需要が好調に推移し、高利益率案件の獲得や生産性向上も寄与した。そして通期予想に上振れ余地がありそうだ。好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価(19年1月1日付で株式3分割)は地合い悪も影響して12月25日の安値589円まで下押したが、その後は切り返して1月16日に734円まで上伸した。18年6月IPO時の高値から3分の1水準で底値圏だろう。出直りを期待したい。1月17日の終値は710円、今期予想PERは約21倍、時価総額は約39億円である。

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