【株式市場】日経平均は一時278円高となり米国の対中関税緩和の期待など強まる

株式

◆日経平均は2万674円92銭(272円65銭高)、TOPIXは1560.92ポイント(17.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億6651万株

チャート13

 1月18日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの上げ幅が3日続けて100ドルを超えた上、円相場も1ドル109円台に入る円安基調になり、トヨタ自動車<7203>(東1)などが反発して始まった。日経平均は70円高で始まったあと次第高。また、米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版の報道として、米財務長官が中国に課している制裁関税の取り下げを検討、と日経QUICKニュースが伝え、日経平均は一段高。11時過ぎに278円83銭高(2万680円57銭)まで上げた。三菱地所<8802>(東1)大成建設<1801>(東1)なども高く、日経平均は前引けも272円65銭高となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 中国での事業動向を要因に業績見通しを減額した日本電産<6594>(東1)は朝方を下値に大きく持ち直し、ベルシステム24HD<6183>(東1)は雇用保険の過少払い問題を受けて問い合わせ窓口などの臨時需要などに思惑が強く続伸。ロジザード<4391>(東マ)は好業績とチャートの形などが言われて高値に接近。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は画像軽量化・圧縮ソリューションが注目されて戻り高値。テーオーHD<9812>(JQS)は特別利益が注目されてストップ高。ナガオカ<6239>(JQS)は大口受注が注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億6651万株、売買代金は1兆819億円。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は1760銘柄、値下がり銘柄数は313銘柄となった。(HC)

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