東京ガスはクイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトから液化天然ガスを受け入れた
- 2015/4/3 11:58
- IR企業情報
■非在来型天然ガス由来の長期契約LNGを日本で初めて受け入れ
東京ガス<9531>(東1)は2日、BGグループがオーストラリアのクイーンズランド州で推進しているクイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトで生産された液化天然ガスを、東京ガス袖ケ浦LNG基地(千葉県袖ケ浦市)に受け入れたことを発表した。非在来型天然ガス由来の長期契約に基づくLNGを受け入れることは、日本で初めてとなる。
本プロジェクトは、クイーンズランド州のスラット(Surat)盆地を中心とする石炭層に存在する非在来型天然ガス「コール・ベッド・メタン(CBM)」をカーティス島で液化し、LNGとして出荷するプロジェクトであり、東京ガスは、11年3月に、BGと権益売買契約書およびLNG売買契約書を締結した。
今回受け入れたLNGは、約7万トンで、一般家庭の年間都市ガス使用量の約22万件分に相当する。東京ガスが権益を取得したプロジェクトからのLNG受け入れは、ダーウィンLNGプロジェクト、プルートLNGプロジェクトに次いで3例目となる。また本プロジェクトからの受け入れにより、東京ガスは、現時点で5カ国11プロジェクトからLNGを受け入れることとなる。
東京ガスは、非在来型天然ガスを用いる本プロジェクトからのLNG調達により、これまで取組んできた、原料調達の多様化を実現するとともに、今後も、供給安定性、価格、柔軟性のバランスに配慮しつつ、「チャレンジ2020ビジョン」で掲げた、調達先や海外上流事業のさらなる多様化・拡大に取組んでいくとした。