エランは上値試す、18年12月期大幅増収増益予想で19年12月期も収益拡大基調
- 2019/1/28 04:09
- 株式投資ニュース
エラン<6099>(東1)は介護医療関連事業として「手ぶらで入院、手ぶらで退院」できる入院セットを展開している。18年12月期大幅増収増益予想である。導入施設数・利用者数が増加基調であり、19年12月期も収益拡大基調だろう。株価は地合い悪の影響を受けたが、ボックスレンジ下限から切り返しの動きを強めている。調整一巡して上値を試す展開が期待される。
■入院セットを展開
介護医療関連事業として「手ぶらで入院、手ぶらで退院」できる入院セット「CSセット」「LTセット」を展開している。導入施設(病院・介護老人保健施設等)数および利用者数は増加基調である。
18年11月には、海外展開を視野に入れてインドの医療関連商品卸会社BIHS社へ出資、日本総険(香川県高松市)と業務提携してCSセットLC(ロスコントロール)入院保証を開発、18年12月には営業推進を目的としてポプラ<7601>と業務提携した。
■18年12月期大幅増収増益予想、19年12月期も収益拡大基調
18年12月期の連結業績予想(11月9日に利益を2回目の上方修正)は、売上高が17年12月期比19.6%増の185億円、営業利益が36.9%増の12億50百万円、経常利益が35.3%増の12億50百万円、純利益が24.7%増の8億20百万円としている。生産性向上も寄与して大幅増収増益予想である。
第3四半期累計の進捗率は売上高74.1%、営業利益80.6%である。通期利益予想は3回目の上振れの可能性がありそうだ。導入施設数・利用者数が増加基調であり、19年12月期も収益拡大基調だろう。
■株価は上値試す
株価(19年1月1日付で株式2分割)は地合い悪の影響を受けたが、1200円近辺のボックスレンジ下限から切り返しの動きを強めている。調整一巡して上値を試す展開が期待される。1月25日の終値は1369円、前期推定連結PERは約50倍、時価総額は約415億円である。