ナルミヤ・インターナショナルは急反発して戻り歩調、19年2月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東2)はベビー・子供服の企画販売事業を展開している。19年2月期は2桁増収増益予想である。株価は12月安値から急反発して戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■ベビー・子供服の企画販売を展開

 18年9月東証2部に再上場した。0歳~13歳のベビー・子供服の企画販売事業を展開している。

 少子高齢化の事業環境に対して、百貨店向けの高価格帯からSC(ショッピングセンター)向けの中価格帯への軸足シフト、EC(ネット通販)強化によるオムニチャネル化などを推進している。

■19年2月期2桁増収増益予想

 19年2月期の非連結業績予想は売上高が298億02百万円、営業利益が17億67百万円、経常利益が16億35百万円、純利益が18億79百万円としている。18年2月期連結業績との比較で売上高は10.6%増収、営業利益は25.9%増益、経常利益は27.7%増益、純利益は2.6倍増益となる。SCやECの好調が牽引して2桁増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が204億05百万円、営業利益が9億37百万円、経常利益が8億32百万円、純利益が13億28百万円だった。第2四半期および第3四半期の中盤に天候不順の影響を受けたが、SCやECの売上が2桁増収と順調に推移した。なお特別利益に抱き合わせ株式消滅差益8億75百万円を計上している。

 第3四半期累計の進捗率は売上高68.5%、営業利益53.0%である。冬物衣料の第4四半期の構成比が高いことを考慮すれば概ね順調だろう。好業績を期待したい。

■株価は急反発して戻り歩調

 株価は18年9月高値1539円から反落して水準を切り下げたが、12月25日の安値966円から急反発して戻り歩調だ。出直りを期待したい。1月28日の終値は1228円、今期予想PERは約6倍、時価総額は約122億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る