【新規上場(IPO)銘柄】グッドライフカンパニーは2月13日に本決算を発表、下押す場面は好買い場に

株式市場 IPO 鐘

 グッドライフカンパニー<2970>(JQS)は、昨年12月17日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。同社グループは「いい住まいは、いい暮らしをつくる。いい暮らしは、いい人をつくる。」というスローガンのもと、不動産投資家(オーナー)に対し、主に投資用新築一棟賃貸マンションの用地仕入、企画、設計、施工、賃貸仲介、賃貸管理、売却(出口戦略)までのサービスをワンストップで提供している。

 アセットマネジメント事業では、資産形成コンサルティングサービスとして、資産形成・運用を考えているオーナーに対し、賃貸マンションの取得までをトータルでサポートしている。主に福岡市内、熊本市内を中心に用地仕入、企画、設計を行い、自社賃貸マンションブランド「LIBTH」として開発を行っている。基本的には物件の長期保有を推奨しているが、売買コンサルティングサービスとして、オーナーが保有している物件の運営状況や不動産市況に応じて、保有不動産の売却アドバイスも行っている。


 プロパティマネジメント事業では、賃貸仲介サービスとして、自社ブランドの賃貸仲介店舗「LIB STORE」を通じて、主にアセットマネジメント事業で開発した物件の入居者募集を行っている。自社で賃貸仲介機能を持つことにより、自社で企画・開発した賃貸マンションへの円滑なリーシングが可能となるとともに、入居者ニーズや賃料等の賃貸情報のマーケティング機能としての役割も併せ持っている。賃貸管理サービスとして、賃貸マンションを購入したオーナーに代わり、入居者との賃貸借契約の締結、家賃の収納代行、マンションの清掃、修繕等の賃貸管理業務、家賃滞納保証業務を行っている。

 前2018年12月期第3四半期業績実績は、売上高25億6900万円、営業利益5億5100万円、経常利益5億8000万円、純利益3億8300万円に着地。

 前18年12月期業績予想は、売上高29億4400万円(前期比14.2%増)、営業利益4億9700万円(同33.8%増)、経常利益5億2500万円(同39.7%増)、純利益3億6700万円(同44.5%増)を見込む。年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、昨年12月17日につけた上場来高値は1963円から同26日上場来安値1288円まで調整を挟んで1月21日高値1596円と上昇。その後、モミ合っている。入居者のニーズを形にした、自社賃貸マンションブランドLIBTHの入居率は99.2%(2018年12月現在)と驚異的な数値を誇り、将来は九州以外への事業展開も視野に入れており、2月13日に予定される12月期本決算の発表は注目される。前期予想PER5倍台と割安感があり、下押す場面があれば、絶好の買い場提供となりそうだ。(株式評論家・信濃川)

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