綿半HDの第3四半期は投資費用の発生で減益だが、19年3月期は増益予想

株式市場 銘柄

■今期は4期連続過去最高益更新へ

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は30日、19年3月期第3四半期連結業績を発表した。

 業績は、売上高が前年同期比1.2%増の778億24百万円、営業利益が同16.8%減の14億66百万円、経常利益が同15.0%減の15億75百万円、四半期純利益が同11.7%減の10億02百万円だった。建設事業の工事進捗が堅調に推移し、増収となったが、 新規出店やアベルネットの株式取得などの投資費用により減益となった。

 小売事業は、売上高が前年同期比4.8%減の498億15百万円、営業利益が同27.2%減の10億28百万円だった。三鷹店を閉店したことやEDLC戦略の推進に伴い、一時的に客数が減少したことに加えて、利益面では、商品の共通化に伴う在庫処分の実施、可児店の新規出店コストなどの投資費用が発生したことが影響した。

 建設事業は、売上高が前年同期比16.5%増の244億89百万円、営業利益が同20.2%増の7億90百万円だった。受注・工事ともに順調に推移。また、採算性を重視した選別受注への取り組みが増益に寄与した。

 貿易事業は、売上高が前年同期比1.0%減の33億23百万円、営業利益が同7.2%増の4億37百万円だった。収益確保への取り組みが奏功した。

 今19年3月期業績は期初予想に変更はなく、売上高1028億10百万円(前期比0.4%増)、営業利益24億41百万円(同4.1%増)、経常利益26億04百万円(同4.1%増)、純利益15億36百万円(同3.6%増)とし、4期連続の過去最高益更新となる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る