カーリットHDの3月期第3四半期は増収・大幅増益、営業利益は41.8%増

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■通期も2桁営業増益予想

 カーリットホールディングス<4275>(東1)の19年3月期第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比6.3%増の402億76百万円、営業利益が同41.8%増の17億25百万円、経常利益が同38.9%増の19億45百万円、四半期純利益が同34.7%増の13億10百万円となった。

 発表によると、化学品は売上高が前年同期比6.9%増の176億06百万円、営業利益が同41.3%増の10億63百万円だった。化学品事業部門の化薬分野では、産業用爆薬は増販。自動車用緊急保安炎筒は新車装着向けは横ばい、車検交換向けは増販。また、高速道路用信号炎管、鉄道用信号炎管ともに増販となった。 受託評価分野では、危険性評価試験は増販、電池試験は大幅な増販となった。化成品分野では、ロケットの固体推進薬原料の過塩素酸アンモニウムは打ち上げスケジュールの影響により減販となった。電極がめっき用途及び水分解用途が堅調で、分野全体で横ばいだった。 電子材料分野では、チオフェン系材料、機能性高分子コンデンサ向けピロール関連製品及び電気二重層キャパシタ用電解液は増販。セラミック材料分野では、国内主要砥石メーカーの堅調な生産により増販となった。

 ボトリングは売上高が前年同期比3.1%増の146億83百万円、営業利益が同23.7%減の2億84百万円だった。ボトリング事業部門の缶製品は減販となったが、主力の茶系飲料と炭酸飲料などの委託品は増販だった。

 産業用部材は売上高が前年同期比11.0%増の69億02百万円、営業利益が同70.1%増の3億14百万円だった。 産業用部材事業部門のシリコンウェーハは、好調な半導体市場に支えられ増販。 耐火・耐熱金物は、都市ごみ焼却場等の新設・補修案件、海外向けスタッド事業ともに増販となった。

 今期(19年3月期)連結業績予想は、売上高が前期比4.3%増の540億円、営業利益が同18.3%増の24億円、経常利益が同14.9%増の25億円、純利益が同0.5%減の15億円としている。

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