トーソーは戻り歩調、19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

日インタビュ新聞ロゴ

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だが、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪が影響した12月の安値から切り返して戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.5%増の163億91百万円、営業利益が52.8%減の2億51百万円、経常利益が50.7%減の2億66百万円、純利益が56.6%減の1億47百万円だった。主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移し、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業が0.4%増収で53.2%減益、その他事業が8.4%増収で42.6%減益だった。

 通期ベースでも原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想である。営業利益の四半期別推移を見ると第1四半期81百万円の赤字、第2四半期1億65百万円の黒字、第3四半期1億67百万円の黒字と改善傾向である。20年3月期の収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 なお株主優待制度を一部変更する。19年3月31日基準は従来どおりの保有株式数による優待内容だが、20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP)とする。

■株価は戻り歩調

 株価は地合い悪が影響した12月の安値444円から切り返して戻り歩調だ。2月1日には543円まで上伸した。出直りを期待したい。2月4日の終値は539円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約54億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る