リオンは出直り期待、19年3月期3Q累計順調で期末配当予想を上方修正

株式市場 銘柄

 リオン<6823>(東1)は医療機器事業および環境機器事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。第3四半期累計は概ね順調だった。そして期末の配当予想を上方修正した。株価は12月の安値から切り返している。出直りを期待したい。

■医療機器事業と環境機器事業を展開

 補聴器や医用検査機器などの医療機器事業、および音響・振動計測器や微粒子計測器などの環境機器事業を展開している。

■19年3月期増収増益予想、3Q累計順調で期末配当予想を上方修正

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.2%増の206億円、営業利益が5.0%増の27億円、経常利益が5.6%増の28億円、そして純利益が5.9%増の20億円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.6%増の153億60百万円、営業利益が2.0%増の18億35百万円、経常利益が1.6%増の19億06百万円、純利益が1.3%増の13億57百万円だった。小幅ながら増収増益と順調だった。医療機器事業は高価格帯補聴器「リオネットシリーズ」の好調で1.7%増収、環境機器事業が地震計の大口受注も寄与して8.7%増収だった。

 配当予想は期末5円増額して年間40円(第2四半期末18年、期末22円)とした。18年3月期との比較でも5円増配となる。

■株価は出直り期待

 株価は地合い悪も影響した12月の安値1539円から切り返して調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。2月4日の終値は1788円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約220億円である。

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