【株式市場】トヨタの減額修正がブレーキになりTOPIXは反落し日経平均は小幅高

株式

◆日経平均は2万874円06銭(29円61銭高)、TOPIXは1582.13ポイント(0.75ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億5015万株

チャート4

 2月6日(水)後場の東京株式市場は、午前中に伝えられたトランプ大統領の一般教書演説に新鮮味がなかったとの見方があり、日経平均は前引けの水準(112円92銭高の2万957円37銭)を割り込んで始まった。川崎汽船<9107>(東1)などの海運株や鉄鋼株は引き続き高いが、トヨタ自動車<7203>(東1)が13時30分にかけて四半期決算を発表し、業績予想を一部減額修正して下げたため、市場のムードにブレーキがかかり、日経平均は次第に値を消した。大引けは29円高で何とか反発した。TOPIXは小安くなり反落。東証2部指数、日経JASDAQ平均、東証マザーズ指数は高い。

 後場は、ピックルスコーポレーション<2925>(東1)が13時の外食事業子会社設立の発表を機に急動意となり、14時に四半期決算を発表した森永乳業<2264>(東1)は発表直後から急伸。ネットイヤーグループ<3622>(東マ)はNTTデータ<9613>(東1)によるTOB(株式公開買い付け)への賛同発表が好感されてストップ高。アンジェス<4563>(東マ)は新薬の承認接近の思惑などが言われてストップ高。アイビー化粧品<4918>(JQS)は画期的な育毛剤への期待から2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は伸びず12億5015万株(前引けは6億2606万株)、売買代金は2兆2859億円(同1兆1244億円)。1部上場2127銘柄のうち、値上がり銘柄数は936(同1225)銘柄、値下がり銘柄数は1106(同800)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、精密機器、不動産、鉄鋼、石油・石炭、化学、証券・商品先物、食品、機械、繊維製品、などとなった。(HC)

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