ブリヂストンは自社株買いと消却など好感され戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■今12月期の連結業績見通しは営業利益1.8%増、純利益2.9%増を想定

ブリヂストン<5108>(東1)は2月18日、大きく出直って始まり、取引開始後に9%高の4565円(370円高)まで上げ、昨年12月19日以来、ほぼ2ヵ月ぶりに4500円台を回復した。

 2月15日に2018年3月期の連結決算と自己株式の取得(自社株買い)および消却を発表。また、同社は連結高の80%が海外のため、前週末の米欧株式が全面高となったことも寄与しているようだ。

 自社株買いは、上限株数が5700万株(保有自己株式を除く発行済み株式総数の7.6%)、取得総額(上限)は2000億円。期間は2019年2月18日から同年12月23日まで。このうち1400万株、500億円分は18日の朝執行する。また、これらにより取得した全株式を2020年1月21日付で償却するとした。

 今期・2019年12月期の連結業績見通しは、売上高が3兆6900億円(前期比1.1%の増加)、営業利益は4100億円(同1.8%の増加)、親会社株主に帰属する純利益は3000億円(同2.9%の増加)、1株利益は399円04銭。(HC)

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