【新規上場(IPO)銘柄】オーウエルは大型塗装設備の受注が増加、割安感あり700円割れが下値

株式市場 IPO 鐘

 オーウエル<7670>(東2)は、昨年12月13日に東京証券取引所市場第二部に上場。同社は、1943年の会社設立以来、塗料分野を中心に顧客の生産に必要な商品やサービスを提供し、産業用塗料で常に販売高国内トップの実績を上げている。取引先は、約3,000社の仕入先と約3,000社の得意先。豊富な取扱商品の中からニーズに合った最適な商品を提供し、国内外のものづくりを支えている。


 同社は、塗料を中心とした生産資材の 販売を通して、産業や生活のいろいろな分野へと事業の領域を広げ、事業を多角的に展開しているが、現在では、塗料・塗膜形成技術、生産財(化成品・物資)、工事、グローバル、LED照明、機能性光学製品、エレクトロニクスの7つの基幹事業となっている。同社、連結子 会社16社及び持分法適用関連会社4社の計21社で構成され、塗料関連事業、電気・電子部品事業の2つの事業に関連する2つの事業に関する商品の販売を行っている。

 2月13日大引け後に発表した今2019年3月期第3四半期業績実績は、売上高478億4300万円、営業利益9億7600万円、経常利益11億4200万円、純利益7億8000万円に着地。塗料関連事業では、主要顧客である自動車メーカーの生産減があったが、大型塗装設備の受注や、その他主要顧客の売上が増加。塗料関連事業の売上高は373億6300万円、セグメント利益は17億4700万円だった。電気・電子部品事業では、同社子会社ユニ電子(株)の車載向けモジュールの販売が、好調に推移。電気・ 電子部品事業の売上高は104億8000万円、セグメント利益は4億4200万円だった。

 今19年3月期業績予想は、売上高670億円(前期比5.1%増)、営業利益13億5000万円(同12.5%増)、経常利益14億8000万円(同10.7%増 )、純利益10億円(同21.5%増)を見込む。年間配当予想は、期末一括20円(同8円増)の増配を予定している。

 株価は、昨年12月14日につけた上場来高値926円から1月4日につけた上場来安値602円まで調整を挟んで2月5日高値747円と上昇。その後、モミ合っているが、目先700円割れで下値を固めた感があり、今期予想PER7倍台・PBR0.44倍と割安感はある。また、配当利回り約2.8%と利回り妙味もソコソコある。来20年3月期続伸・増配含みと観測されており、下値圏に押す場面があれば、待ち伏せ買いを考えたい。(株式評論家・信濃川)

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