スプリックスは戻り高値圏、19年9月期増収基調で1Q順調
- 2019/2/20 08:20
- 株式投資ニュース
スプリックス<7030>(東1)は日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営を主力としている。19年9月期は人件費増加などで利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調に変化はない。そして第1四半期は順調だった。株価は12月安値から反発して戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。
■個別指導塾「森塾」運営が主力
18年6月東証1部に新規上場した。日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営を主力とする学習塾サービス、および教育コンテンツ開発などの教育関連サービスを展開している。学習塾サービスは夏季(7~8月)、冬季(12月~1月)、春季(3~4月)の講習実施期に売上高が増加し、教育関連サービスのテキスト販売は新学期開始前の3月前後に売上高が集中する。
18年12月には、個別指導塾「森塾」のフランチャイジーとして茨城県で3教室運営するエヂュカを子会社化(19年4月1日予定)すると発表した。
■19年9月期増収基調で1Q順調
19年9月期非連結業績予想は売上高が18年9月期比9.1%増の114億01百万円、営業利益が0.3%増の24億74百万円、経常利益が2.1%増の24億73百万円、純利益が1.9%増の15億95百万円としている。
人件費や研究開発費の増加で利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調に変化はない。森塾9教室開校、自律学習RED30教室以上開校の計画である。
第1四半期は、売上高が28億44百万円、営業利益が8億94百万円、経常利益が8億94百万円、純利益が6億円だった。森塾の直営教室数は8教室増加の88教室、在籍生徒数は3928人増加の2万8581人となった。自律学習REDのFC展開は教室数が20教室増加の48教室となった。
第1四半期の進捗率は売上高24.9%、営業利益36.1%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は戻り高値圏
株価は12月安値1702円から反発して戻り高値圏だ。2月18日には2750円まで上伸した。上値を試す展開を期待したい。2月19日の終値は2621円、今期予想PERは約28倍、時価総額は約449億円である。