【株式市場】日経平均は後場121円高まで上げ米中の6項目の覚書報道など好感される

株式

◆日経平均は2万1464円23銭(32円74銭高)、TOPIXは1613.50ポイント(0.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億340万株

チャート13

 2月21日(木)後場の東京株式市場は、正午頃に米中貿易協議で両国が技術移転、知的財産権など6項目の覚書を交わす見込みとロイター通信が伝え、協議進展への期待が広がり、日経平均は前引けの28円安(2万1400円)から一気に60円高で始まり、その後121円86銭高(2万1553円35銭)まで上げた。中国景気の回復期待から、前場は安かったファナック<6954>(東1)が一気に堅調になり日経平均に寄与。ビジネスジェット機の受注増加を発表したホンダ<7267>(東1)も本日の高値圏で推移。日経平均は大引けも堅調で4日続伸となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、引き続きアンジェス<4563>(東マ)が国内初の遺伝子治療薬の承認が注目されて買い気配のままストップ高に張り付いて推移し、日本伸銅<5753>(東2)は鋼材市況や四半期決算が材料視されて7日続伸。ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は中国での新薬承認が注目されてストップ高。シンバイオ製薬<4582>(JQG)は22日の厚労省審議会の検討項目の一つに入っているとされて高い。

 東証1部の出来高概算は12億320万株(前引けは6億134万株)、売買代金は2兆2414億円(同1兆694億円)。1部上場2130銘柄のうち、値上がり銘柄数は1029(同843)銘柄、値下がり銘柄数は1000(同1166)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がり(前引けは6業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、海運、倉庫・運輸、パルプ・紙、非鉄金属、その他製品、証券・商品先物、機械、食品、などとなった。(HC)

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