建設技術研究所は中長期ビジョン『CLAVIS 2025』の目標を上方修正

株式市場 銘柄

■『CLAVIS 2025』の目標を7年前倒しの18年12月期で達成

 建設技術研究所(CTI)<9621>(東1)は20日、2015年5月に公表したCTIグループ中長期ビジョン『CLAVIS 2025』の目標を上方修正するとともに、「中期経営計画2021」を新たに策定した。

 CTIグループは、2025年を目標年とするグループ中長期ビジョン『CLAVIS 2025』を策定し、2015年5月に公表したが、18年12月期で当初の目標である売上高600億円を7年前倒しで達成したことから『CLAVIS 2025』の目標を見直し、上方修正することとなった。また、2021年までの経営目標と重点課題を示す「中期経営計画2021」を策定した。

 7年前倒しで達成した背景には、国内事業の順調な拡大と、Waterman Group Plc(本社:英国ロンドン)のグループ化などによる海外事業の拡大が挙げられる。ちなみに、売上高約600億円の内訳は、国内約420億円、海外約180億円であった。

■売上高は850億円、営業利益は60億円に上方修正

 そのため、「CLAVIS 2025」の目標を見直し、2025年には売上高850億円(国内600億円、海外250億円)、営業利益60億円に上方修正した。今後さらにマルチインフラ&グローバル企業化を加速して、この目標の達成を目指す。

 一方、2021年を目標年とする中期経営計画2021では、企画・調査・計画・設計の静的な業務領域に加えて、リアルタイム情報提供サービス、施設管理・運営、PM・CM・発注者支援、PPP などの日々変動する動的領域での事業拡大を目指す。また、海外生産拠点の整備やWaterman Group Plcとの協業を進めてグローバル展開を加速する。これらにより、売上高700億円(国内500億円、海外200億円)、営業利益42億円を目指す。

 グループ中長期ビジョンを大幅に前倒しで達成していることから、今後の事業展開が注目される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る